米帰国も「“二日酔い”状態」 東京遠征から戻ったカブスナインの苦境に指揮官も本音吐露「全員にとって大変だった」

開幕投手を務めた今永は、チームから追加の休暇日を与えられたという。(C)Getty Images
3月18、19日に東京ドームで行われ、日本列島に熱狂を生んだMLBの開幕シリーズ。ドジャースに連敗を喫したカブスは、その影響をもろに受けている。
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19日の試合終了後に帰国の途についたカブスナインだが、日本遠征後に体調を崩し、コンディション面の再調整を余儀なくされた選手が複数いるという。米紙『USA Today』が報じた。
帰国間もない現地時間3月22日に米アリゾナ州で行われたロッキーズとのオープン戦では3-7と敗戦。鈴木誠也、カイル・タッカー、ダンズビー・スワンソンら主力はラインナップに顔を並べたものの、同紙によれば、「未だに東京遠征の“二日酔い”状態」だという。
米国内での本格的なレギュラーシーズン開幕を前に緊急事態と言えるかもしれない。チャーター機による日米間の長距離移動をこなした選手たちの数名は疲労が抜けきれずに苦闘。中継ぎ右腕のライアン・ブレイジアは「時差ボケは解消したと思ったんだけど、今朝は4時に起きちゃって、また眠れなかったんだ。だから、まだ僕らは不安定な状態かな」と告白している。
無論、チームにとって、日本遠征は国際市場で存在感を示すための重要な場である。そんなビジネスの重要性を首脳陣も理解している。クレイグ・カウンセル監督は「素晴らしい経験だった。我々はまだ参加を求められたら全会一致で行くだろう」と強調する。