藤川阪神 新たなWストッパー構想も? 防御率0.36の圧巻投球 27歳右腕の存在感「狙っても打てないストレートが凄い」

石井の力投が話題を集めている(C)産経新聞社
阪神はリーグ首位どうしの対決となった3日の日本ハム戦(エスコンF)に1-0の完封勝利。先発の才木浩人の力投が光り、打線も虎の子の1点を守り切り、貯金は今季最多の「11」、3試合連続完封勝利と堂々の戦いぶりを見せている。
【動画】頼りになる一発!大山が決勝弾の3号ソロを放ったシーン
大事な交流戦初戦を託された才木は8回4安打無失点と圧巻投球。
1-0で迎えた8回二死一、二塁で迎えたバッターは清宮幸太郎。好対決に球場のボルテージも上がる中、最後はフルカウントから渾身の150キロで空振り三振、大歓声を浴びた。
打線も日本ハムの好投手攻略に苦しむも6回無死から大山悠輔の3号ソロが飛び出し、これが決勝弾となった。大山はこの日、3安打の猛打賞と調子を上げてきている。
また試合で注目されたのは9回の投手起用にもある。1-0の僅差の場面でマウンドに上がったのはプロ5年目右腕の石井大智。これまでも9回に登板したことはあったが、いきなり相手主砲のフランミル・レイエスと対戦。
フルカウントから151キロのストレートで遊ゴロに打ち取ると、続く郡司裕也は振り逃げと出塁を許し、一死一塁の場面を作る。ここで万波中正を初球のスライダーで三飛、最後は代打の石井一成を直球で左飛とし、ゲームセット。これで登板2試合連続セーブ、通算で今季3セーブ目となった。
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