鎌田大地の厳しい現状 CLで久々の先発も後半早々に交代 ラツィオOBは「サッリを理解するには時間がかかる」と擁護も

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ラツィオで思うような出場機会を得られていない鎌田。代表ではどんなプレーを見せるのか(C)Getty Images

 日本人MFへの様々な評価が伝えられている。

 ラツィオの鎌田大地は現地時間11月7日(日本時間8日)、チャンピオンズリーグ第4節、ホームでのフェイエノールト戦に先発出場を果たした。主に中盤から前線において攻守で精力的な動きを見せ、後半8分までプレーした。チームは前半終了間際にFWチーロ・インモービレがゴールを決め、これが決勝点となって1-0で勝利、今大会2勝目を挙げた。

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 背番号6に対しては、イタリア国内メディア『Corriere dello Sport』から賛辞が贈られている。出場無しに終わったアウェーでのゲームを振り返りながら「ロッテルダムで奪われたジャージを取り戻し、チャンピオンズリーグの最初の2試合で見せたように、ジャージにふさわしいプレーを見せた。献身的にプレスをかけていた」と守備面での貢献を強調している。

 それでも、鎌田はこのゲームが公式戦でおよそ1か月ぶりのスタメン出場。後半早々での交代でピッチを去ったこともやはり消化不良の感が否めない。セリエAでは9月にアウェーで行われたユベントス戦以降、先発でピッチに立つ機会を与えられておらず、ここ4試合では試合終盤での出場がほとんどであることからも、シーズン序盤から起用法が変化していることは明らかだ。

 イタリア国内では、鎌田のパフォーマンスについての関係者からの声も伝えられている。現地時間11月8日(同9日)、ラツィオ専門サイト『LaLaziosiamonoi』では、同クラブのクラウディオ・ロティート会長のコメントが紹介されている。鎌田の現状について「カマダはもっとアグレッシブな意識が必要だろうか? いや、まだチャンスを掴むことができる。彼は私たちが愛する強い選手だ」とエールを送っており、さらに「彼は良い形でスタートし、その後調子を落としたが、ここからフィットしていくことも可能だ。監督は彼を信じているし、我々もそう思っている」との期待を寄せる言葉もみられる。

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