オイシックスとくふうハヤテから今秋ドラフト会議で何人指名されるか 逸材の宝庫も昨年は「2」止まり

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くふうハヤテ出身の早川はすでにプロ2勝をマークしている(C)産経新聞社

 運命の「10・23」、ドラフト会議へ胸を高鳴らせているのは、高校生や大学生、社会人などアマチュアの選手だけではありません。

 2024年シーズンからNPB2軍へ新規参入したオイシックス(イースタン・リーグ)と、くふうハヤテ(ウエスタン・リーグ)にとっては、2年目の「成果」を見せたいドラフトになります。

【動画】育成出身、早川太貴はすでにプロ2勝と成長を示している

 というのも、参入1年目の2024年ドラフトでは、指名されたのがそれぞれ1名のみだったからです。

 スポーツ紙のデスクは言います。

「去年のドラフトが終わったときの感想は『指名されたのが各1人じゃ寂しいな』というものでした。アマチュアの選手とは異なり、両チームの選手はNPB2軍とリーグ戦を争い、日常的にプレーがNPBの編成担当者、スカウトたちの目に触れているからです。普段の対戦相手もアマチュアのチームではなく、NPB2軍の選手たちですから、ハイレベルな環境で戦うことで日々レベルアップを重ね、もっとドラフト指名されるものだと踏んでいました」

 ただし、そこで指名された2人は今年のレギュラーシーズンで、確かな爪痕を残しました。

 くふうハヤテから阪神に育成3位で指名された早川太貴は、かつて北海道の北広島市役所に勤務しており、1971年にドラフト外で大洋入りした高木好一以来の「市役所職員出身者」として話題になりました。

 二軍戦でも好投を続け、7月13日には支配下登録を勝ち取りました。すると8月27日のDeNA戦(横浜スタジアム)では5回無失点と好投し、堂々のプロ初勝利。本拠地の甲子園で初先発となった9月19日のDeNA戦でも6回無失点と力投し、堂々の2勝目。育成出身の新人がプロ初先発から2戦2勝は、プロ野球史上初の快挙となったのです。

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