元PL学園4番が語る対戦相手・松坂大輔 98年横浜 vs PL学園から20年の裏話2
高校野球史に残る伝説の試合、98年夏の甲子園、横浜高校対PL学園の準々決勝。
松坂大輔が延長17回250球を投げ切り横浜が死闘を制した。この年の甲子園のヒーローともいえる松坂を、チームメイトや対戦相手からはどう見えていたのか。
スライダーは視界から消えた…
7月16日(祝・月)に都内で行われたイベント「田中大貴と松坂世代たちが今、全てを語る!THE高校野球」で、横浜高校で松坂と同僚だった常盤良太と、対戦したPL学園の古畑和彦が語った。
「横浜高校と対戦する以前は、寺本四郎(明徳義塾-千葉ロッテ)などと対戦していました。寺本と対戦した際には、球が大きく見えていたのですが、松坂投手に関してその印象は無かったです。『ある程度速いぞ』と言う事も思っていたので、ストレートに関しては打てるんじゃないかな、と言う感じはありました。ただ、変化球、特に135km/hのスライダーなんかは見たことが無かったです。2ストライクと追い込まれてからのアウトロー低めのスライダーは視界から消える、そんなイメージでしたね。今までで見たことのない球でした。」
と対戦した古畑は語った。
もう少し飛んだだろう…
「あとは、球威に関しては、重いなという感覚がありました。春に対戦した時にレフトフライに打ち取られて、差し込まれた当たりだったんですけど、もう少し飛んだなという当たりが思ったよりも飛距離が出なかったりだとか、凄く重さに押されてる、球威があるんだなというイメージでした。」
こう語った古畑とは対称的に、常盤は全く違った見え方をしていたという。
「僕の場合、ずーーっと見ているので…。初めて対戦したのは中学3年生の時なんですが、中学時代からシニアリーグで戦ったり、全日本で一緒にプレーもしてましたし、その時から真っすぐは速かったので、慣れちゃっている感じはあります(笑)」
次回の同イベントは、8月11日(土)に、同じく98年の決勝戦「横浜高校vs京都成章高校」のメンバーに加え、準決勝で敗退した豊田大谷高校の主軸で、プロ野球でも活躍した古木克明氏が参加予定。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]