阪神27歳外野手は「優勝へのラストピースにならんかな」ファームで4本の二塁打、3打点も話題 育成出身、かつてはクリーンアップも経験「代打でも見たい」
小野寺はファームで3打点と状態を上げてきた(C)産経新聞社
セ・リーグ首位の阪神は磐石の戦いで一歩、一歩前に進んでいる。
後半戦最初のカードとなったDeNA2連戦を連勝、主砲、佐藤輝明のホームラン、才木浩人の完封勝利、左腕、高橋遥人の復活勝利と圧巻の戦いぶりで貯金は最多の「20」と向かうところ敵なしの勢いを見せている。
ただそんなチームに合流したいと必死にアピールを続ける若虎もいる。
プロ6年目外野手の小野寺暖は27日のウエスタン・広島戦で4本の二塁打を含む、3打点と大暴れ。右の大砲候補として潜在能力の高さを見せつけた。
広角に強い打球を飛ばすことが持ち味の小野寺は今季、開幕1軍入りを果たすも4月下旬に降格となり、その後はファームで調整を続けている。ファームでは44試合に出場、打率.271、2本塁打、17打点。
育成出身の小野寺といえば、チームが日本一に輝いた2023年の活躍が多くの人々の記憶に残っている。
キャリアハイの43試合に出場、打率.347、11打点。得点圏打率.375と勝負強さを示し、3番、5番とクリーンアップを任される時期もあるなど、岡田彰布前監督にも高く評価された。
迎えた今季は外野陣の層の厚さにも阻まれ、なかなか出場機会に恵まれないが、右の強打者に期待する声も大きい。
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