「4つのNPB球団が交渉中」のビシエドにさらに追い風か "市場価値"が高まる「理由」とは
追い風になる材料も出てきた。今オフの外国人野手の去就で注目を集めていたのが、日本ハムのフランミル・レイエス。
来日1年目の今季は103試合に出場し、打率「.290」、65打点、リーグ2位の25本塁打をマーク。シーズン終盤には25試合連続安打の球団記録も樹立していた。一発もあり、打率も残せる、新庄剛志監督の指導も実り、しっかり結果を残し、リーグ2位躍進の原動力ともなった。
貧打に悩まされた西武が獲得を目指すことも報じられた中、21日、日本ハムはレイエスの契約延長に合意したと発表。
昨シーズン限りでDeNAを退団し、ロッテに移籍したネフタリ・ソトも今季は打率「.269」、21本塁打、88打点といずれも前年度より成績をあげ、このたび、球団と来季の契約に合意したことが発表された。
日本球界にフィットした有力な助っ人が続々と在籍球団と契約延長となっていることも、ビシエド人気が高まる要因となりそうだ。
近年では日本球界で実績を残した助っ人勢の移籍が活発化。巨人で活躍したグレゴリー・ポランコはロッテに移籍した2023年度シーズンに本塁打王に輝いた。
今季セ・リーグ首位打者を獲得したタイラー・オースティンも近年は度重なる故障に悩まされていたが、完全復活した今季は勝負強い打撃でチームをけん引。106試合に出場、打率「.316」、25本塁打、69打点。勝負の8月、9月はともに月間打率3割超えと存在感を示した。
一時状態を落としていても実績のある助っ人野手は日本の野球に慣れており、環境が変われば、再び力を取り戻すことも可能とあって、ビシエドに熱視線が向けられている。
特に今季は貧打に苦しみ、打線形成に悩まされた球団は多いとあって、一発も打てる強打の右打者は魅力的。オフの主役の一人となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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