大型補強で阪神追撃の起爆剤となるか!? 中日退団後に空白期間もDeNAのビシエド獲得が“推せる理由”とは?
DeNAに電撃入団を果たしたビシエド(C)産経新聞社
後半戦での逆襲に向けた起爆剤となるか。7月19日、DeNAはダヤン・ビシエドの獲得を発表。今月8日に異例の“出戻り”契約を交わしたマイク・フォード、そして16日に契約合意を発表していた藤浪晋太郎に続き、今夏3人目の補強となった。
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NPBを熟知した頼りなる助っ人だ。現在36歳のビシエドは、2016年から2024年まで中日でプレー。2018年に打率.348、178安打で首位打者と最多安打を獲得。一塁手でベストナインに2度(2018、2019年)、ゴールデングラブ賞に2度(2020、2021年)輝くなど、9年間で1012安打、139本塁打、549打点、OPS.812をマーク。日本の異文化にも適応しており、ある程度の計算が立つと言えよう。
もちろん、加齢による衰えなど懸念点はゼロではない。ただ、中日退団後に加入したメキシカン・リーグのドスラレドス・オウルズでは打率.276、8本塁打、OPS.821とまずまずの結果を出している。
メキシカン・リーグが「打高投低」の傾向が強いとはいえ、NPBでのラストイヤーとなった昨季もビシエドは、二軍で打率.300、8本塁打、出塁率.375、OPS.859とほぼ同等の成績を記録。あくまで二軍成績での結果ではあるものの、リーグの違いが再適応の障壁になるとは考えにくい。この点は、中日退団から約9か月が期間が空いたタイミングでも獲得が「成功する」と算段がついた理由とも言えるのではないだろうか。






