細山田、松本…都市対抗で活躍する「元DeNA戦士」たち
都市対抗が13日に東京ドームで開幕。1回戦で輝きを放ったのは「元DeNA戦士」たちだ。トヨタ自動車の細山田武史捕手(32)が16日の東京ガス戦で1点を追う3回に左翼へ同点アーチ。7年間在籍したプロでは通算1本塁打。社会人3年目で初本塁打に、「(途中まで全力で走ったのは)トヨタでは全力疾走が決まりなんで」と話して笑わせた。捕手でも13年目右腕・佐竹を好リードで1失点。2-1と逆転勝利の立役者になった。
昨季限りでDeNAを退団し、今年から新日鐵住金かずさマジックに新加入した松本啓二朗外野手(32)も負けていない。同日の西部ガス戦に「3番・左翼」で先発出場し、猛打賞の活躍。チャンスメークで打線を活気づけ、6-4で初戦突破した。
松本と細山田は早大からのチームメートで08年に横浜(現DeNA)に同期入団。プロ野球の世界は離れたが、社会人野球で野球ができる喜びを見出している。松本は「プロ野球とは全然違う世界ですね。大人の高校野球みたいな感じです。上のステージを目指している選手もいれば、1年でも長く野球をやりたい選手もいる。みんな野球が大好きなんです」と目を輝かせていた。
細山田、松本だけではない。いずれも元DeNAのセガサミー・赤堀大智外野手(31)、JR西日本・加賀美希昇投手(29)も予選を勝ち抜き、都市対抗に出場する。全国の32代表が優勝旗の黒獅子旗をかけた12日間の熱戦。チームを引っ張る元DeNA戦士たちの戦いぶりも要注目だ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]