金メダリストの“比較動画”の波紋広まる 東京五輪メダルと比べて顕著な劣化に海外紙も愕然「東京が驚くほど輝いた」【パリ五輪】
パリ造幣局が責任を担ったパリ五輪のメダルは金、銀、銅のすべてがメッキ。エッフェル塔が20世紀に入って修復工事を行った際に取り除かれ、倉庫で保管されていた鉄製の柱の一部の金属が使用され、金銀銅を合わせて約5000個が精巧に製造された。
しかし、アスリートからの“苦情”は目立つ。男子スケートボードのストリートで銅メダルを獲得したナイジャ・ヒューストン(米国)も自身のInstagramで「分かんないけど、オリンピックのメダルなんだからもう少し質を高めてほしいよね。まるで戦争に行って帰ってきたメダルのようだ」と酷評して波紋を呼んだ。
こうした問題に対してパリ五輪組織委員会は「メダルは、オリンピックで、最も欲せられるものであり、選手たちにとって最も貴重なものだ。損傷したメダルは、パリ造幣局によって必ず交換され、オリジナルと同じ方法で刻印される」と公表。パリ造幣局による鑑定という条件付きながら交換に応じる考えを明かしている。
もし、全メダルに品質問題があった場合に、それらすべての交換に応じるのは、おそらく困難となる。それだけに、大会委員会がいかに対処していくかは、興味深く見守りたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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