「子どもの頃は辛い思いを」男子バスケドイツ代表選手が人種差別の経験を吐露 旗手抜擢に「信じられないよ」【パリ五輪】
ドイツ代表の旗手を務めるデニス・シュルーダーが幼少期の人種差別経験を吐露した(C)Getty Images
パリ五輪でドイツ代表団の旗手を務めることが決まったバスケットボール男子ドイツ代表のデニス・シュルーダーが、『FIBA公式X』のインタビュー動画で心境を語っている。
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30歳のNBAのスターは動画の中で大役を務めることに「信じられないよ」と話した一方で、「母がガンビア出身で、ドイツで黒い肌をしていると、子どもの頃はときどき辛い思いをすることがあった」と、幼少期に人種差別を経験し、苦しんだことを吐露した。
それでも「今ドイツを代表することができるなんて、信じられない」と喜び、「僕だけじゃなく、僕の家族にとっても素晴らしいこと。国内の似たようなバックグラウンドを持つ人たちにとって、とても大きな声明だと思う」と語った。
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