ヤクルト村上にあって巨人岡本にない「決定的な違い」

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 これぞ主砲の働きだ。ヤクルトは20日の巨人戦(神宮)に8ー2で勝利。新型コロナの陽性反応でチームを離れていた高津監督の復帰試合に主砲の村上宗隆内野手(22)が特大の32号3ランを放ち、白星を届けた。

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 4ー2で迎えた7回2死一、二塁の場面。村上は、初対戦となった巨人の新助っ人、クロールが投じた151キロの直球を見逃さなかった。思い切ってしばき上げると、打球はヤクルトファンが待つ右翼席上段へ飛び込む豪快な32号3ラン。打った瞬間に自軍ベンチを指さし、確信歩きでゆっくりとダイヤモンドを1周した。

 激動の1週間だった。チームは新型コロナ陽性者が続出。山田、塩見、中村など主力が相次いでチームを離れる中、強い責任感でチームをまとめようとしたが、6連敗と苦しい戦いを強いられた。ときに高津監督に「チームが勝てないことが苦しい」と泣きが入ることもあったという。

 迎えたこの日、自身のバットで巨人を退けた。ヒーローインタビューに立った村上は「今、こうやって勝つ喜びを実感できていることが幸せです」と声を弾ませた。

 さらにこのインタビューで注目を集めたのは、チームリーダーとしての目配りにもあった。まもなく主力も合流する流れになっているが「(主力が)帰ってくるスキマがないぐらいに戦っていきたい」とコメント。

 主力が大量離脱中のチームでは19日の巨人戦で6月下旬に育成から支配下登録されたばかりで初先発初勝利をあげた小沢が6回0封、二塁手として攻守にわたって活躍したプロ3年目の武岡など、存在感を示した。合計29人が新型コロナに感染する非常事態の中で、新戦力が懸命にプレーする姿を認め、鼓舞する。チームの底上げにも貢献とまさに主軸の役割を務めた。

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