「死ぬかもしれない」衝撃の失格処分 須崎優衣を破ったインド女子選手の体重超過は過度な減量が原因だった【パリ五輪】

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 また、そもそもとして、50キロがビネシュにとって「適正体重」ではないという指摘も飛んでいる。インドの日刊紙『Dainik Jagran』は、当人の通常時の体重が55から56キロであり、以前は53キロ級が敵階級であった報道。その上で50キロ級での出場を強いた関係者たちを次のように断じている。

「あくまで最終的な決定は『家でオリンピックを見ることになれば、後悔していた』というビネシュ自身によるものだ。しかし、彼女の通常体重は多くても56キロとされている。50キロ以下にまで落とし、維持するのは健康上で大きな危険が伴う。医者たちは彼女に怪我のリスクがあるからと注意をしていた。本人も『久しぶりに体重をここまで落とした。死ぬかもしれない』と語っていたことがある」

 通常時から6キロ以上も落とし、維持しなければいけないという過酷さが、ビネシュにとって相当なストレスになっていたのは想像に難くない。そうした環境が短期間での体重増加に繋がった可能性も十分に考えられる。

 危険なリスクを承知で追い求めた五輪の夢。しかし、その結果は、関係者たちにとってあまりに残酷な形で幕切れとなった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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