血抜きまで行った壮絶さ インドレスリング選手の“当日失格”で陣営に疑問の声「誤差100グラムの過剰な減量」【パリ五輪】

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 残酷な形でメダル獲得の夢が潰えた。そんなビネシュの悲劇には国内でもショックは広まっており、一部ではインド・オリンピック委員会と同国のレスリング連盟(WFI)に対する批判も飛んでいる。

 今回の体重管理問題についてWFIのドクターを務めているディンショー・パルディワラ氏は7日に「1日に3試合を戦い、消費したエネルギーを得るために飲食しなければならなかった。だから体重が増加した」と説明。大会日程も影響し、過酷な減量を余儀なくせざるを得ない状況だったことを論じた。

 だが、国内ではチームの対応に反発が相次いだ。インドの日刊紙『Jansatta』は「通常体重が56キロの女性が2日連続で50キロを維持するのはかなり困難だ。しかも2日目には誤差100グラムの値まで過剰な減量を行った。問題の原因はそうせざるを得ない状況にビネシュを追い込んだチーム関係者たちだ」と断じた。

 いったい誰の責任が問われるのか。悲劇のヒロインを生んでしまった失格騒動の余波はしばらく収まりそうにない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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