「銀メダルを与えるべき!」壮絶減量も報われず…女子レスリング選手の“失格”に伝説選手が異論「死に物狂いだった」【パリ五輪】

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「恐らく今回のような話がIOC(国際オリンピック連盟)の目を覚まさせるだろう。レスリングには6つ以上の階級が必要なんだ! ワールドクラスの相手に厳しい3試合をこなした後、金メダルのためにこのようなやり方で夜通し準備する必要はないんだ」

 ロンドン五輪の金メダリストでもあるバローズは、文字通りレスリングの酸いも甘いも熟知する。だからこそ、男女ともに6階級で実施されている現在の階級制をより細分化するべきというアイデアを提唱する。

 さらに「なんとしてでも決勝に出場するために、ビネシュの体重を少しでも落とそうとインドチームは死に物狂いだったんだ」と理解を示したレジェンドは、「UWW(世界レスリング連合)への即時ルール変更提案」として以下の案も投げかけている。

(1)2日目は1キロまでの増量が許可される
(2)計量は8:30から10:30まで
(3)今後の決勝戦では、対戦相手が計量失敗した際には、棄権試合とする
(4)準決勝に勝利後、たとえ2日目の計量を失敗したとしても、決勝進出者2名のメダルは担保される。金メダルを獲得できるのは、2日目の計量に成功したレスラーのみ
(5)ビネシュに銀メダルを与える

 失格処分決定後に自身のSNSで「私の勇気はすっかり折れてしまいました。今の私にはこれ以上の力はありません」と悲壮なコメントを並べ、「さようならレスリング 2001-2024」と現役引退を示唆したビネシュ。彼女のような“悲劇のヒロイン”を救うためにも、レジェンドの金言は一考の余地があると言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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