誤差100グラムの超過騒動に新展開も “悲劇”のビネシュが実施した過激減量をインド紙は問題視「身体に極めて有害」【パリ五輪】
「彼女と陣営は体重を落とすために夜通し減量に励み、採血や髪を切るなどの極端な手法を駆使した。レスリングやボクシングでは、今回のようにほんの些細な重量が選手の夢や希望を壊してしまう。だからチームは極端な減量策を講じる。だが、その手法は重大な健康問題を引き起こし、身体には極めて有害である」
さらに「身体的な影響以外にも、過度な減量は精神的にも有害で、試合前の自尊心や自信に影響する」と過度な減量が抱える問題点を列挙した同紙は、「健康上で彼女が問題を抱えていたのは明らかだった」と断言。陣営のサポート体制不足を危険視した。
現地時間8月10日には、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が、失格処分を不服とし、銀メダルの付与を求めたビネシュに対する判決発表を今月13日までに延期した。この新展開により、騒動の話題はまだまだ膨らんでいきそうな情勢となっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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