「金メダルをあげたい!」減量失敗→当日失格で揺れたインド女子レスラーが意味深な無言投稿 “悲劇のヒロイン”に母国も激励
このCASに「銀メダル授与を認めるべき理由がない」とも断じられ、失格処分の撤回とメダル獲得の可能性はなくなった。これを受けてか、ビネシュは自身のInstagramを更新。須崎戦で勝利した瞬間のガッツポーズを捉えた自ら画像を、一言のメッセージも記さずに投稿したのだ。
CASや関係団体への“無言の抗議”なのだろうか。国内で「悲劇のヒロイン」とされている彼女の投稿にはフォロワーからもコメントが殺到し、「必死に努力した彼女に金メダルをあげたい!」「チャンピオンはチャンピオンだ」「インドの誇りだ」「努力は無駄ではない」「まだ戦える」といったエールが相次いだ。
17日に帰国した際には、国民の熱狂的な歓迎を受け、首都デリーで盛大なパレードが催されるなど、国内での知名度と人気を高めているビネシュ。すでに「私の中にある闘志は、いつだってそこにある」「私は本当に幸運だと思う。私の闘いを支えてくれてありがとう。まだ終わっていない、闘いは続く」と現役続行の意思を公表している29歳の挑戦を興味深く見守りたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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