「自分が不運だと思った」正式に下った“当日失格”に不服? インド女子レスラーが改めて持論「私の闘いは終わっていない」

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 大会後にX上で現役引退をほのめかすほどに疲弊していたビネシュ。だが、時が経ち、考え方も変化してきている。インド紙『Business Today』の取材に応じた29歳は「パリで失格となって、決勝に出られないと知った時は、ただただ自分が不運だと思った。けど、インドに戻って、多くの愛とサポートを受け、自分がとても幸運だったと感じている」と断言。「私の闘いは終わっていない。むしろ始まったばかりだ」と現役続行の意思を見せている。

 また、CASの裁定が下ってもなお、インド国内では判定を不服とする主張は続いている。インド・オリンピック協会のP.T.ウシャ会長は「100グラムというわずかな差異とその結果は、女子のキャリアに重大な影響を与えるだけでなく、曖昧な規則とその解釈について深刻な疑問を起こした」と指摘。「体重違反による完全失格には、より深い調査が必要であると考えている」として問題提起をしている。

 いまだ物議を醸す一連の騒動を経て、ビネシュはいかに成長を遂げるのか。4年後のロサンゼルス五輪出場にも意欲を見せる彼女の今後は大きな注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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