大谷翔平、ドジャースでの10年の初年度で世界一 前代未聞のスキャンダルを乗り越え、最高の仲間とたどり着いた「頂」の先へ

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 本人いわく「良い選手でもあり、良い人たちでもあり、本当にまとまった素晴らしいチーム」という仲間たちの支えもあり、精神的な落ち着きを取り戻した大谷はグラウンド上で異彩を放った。前年に負った右肘側副靭帯の損傷により打者専念となったレギュラーシーズンでは、史上初となる「シーズン54本塁打・59盗塁」の偉業を達成。さらにキャリア2度目となるメジャーリーグでの本塁打王にも輝いた。

 そして、かねてから「もっともっと楽しいというか、ヒリヒリする9月を過ごしたい」と待ち望んだポストシーズンでは、個人として打率.230、3本塁打、OPS.766と精彩を欠いた。それでも「ショウヘイと勝ちたいんだ」(ムーキー・ベッツ談)というチームの中心に背番号17は間違いなく存在した。

 ドジャースでの10年の1年目で「世界一」を経験した大谷だが、投手としての復帰が待ち望まれる来季には「二刀流」としての活躍が期待される。偉才の真価が問われるのはまだまだこれから。その一挙手一投足への興味は尽きない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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