「手遅れになる前に…」ドジャースが“MLB最強ではない”3つの理由を現地記者が解説! 「弱点を克服できるかどうか」

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 2つ目が得点圏打率で、「ドジャースは2018年以降、RISP(得点圏打率)でのOPSでトップ5から外れたことはないが、2024年シーズンの3分の1を過ぎた時点でその水準を大きく下回っている。ドジャースのRISPでのOPS.729と打率.252は、それぞれメジャーで15位と16位である」と、チャンスで効果的な1本が出ていないことを挙げた。

 3つ目はリリーフ陣。ドジャースのリリーフ陣は今季25本のホームランを許していて、これはナ・リーグで3番目に多いという。

 「ドジャースが相手に先制されたときの勝率は10勝20敗(勝率.333)で、これはMLBで14位タイだ。逆に、先制したときの勝率は28勝3敗(勝率.903)で、これはメジャーリーグ最高の勝率だ」と示した。「しかし、これもまた不安定なブルペンのせいで、2点以下しか点数が取れなかったときの勝率は1勝12敗(勝率.077)だ」と、不安定なリリーフ陣を課題に挙げた。

 ただ、同記者は、これら3つの理由を踏まえても「ドジャースはほぼすべての分野で非常に優れており、大きな崩壊がない限り、12年連続でプレーオフに進出するだろう」と分析した。

 しかし「10月までどれだけ勝ち進むことができるかは、これらの弱点のいくつかを克服できるかどうかに大きく左右されるだろう」とし、「手遅れになる前に、痛いところを直さなければならない」と述べている。

 今季、大谷と山本由伸を迎えて大型補強を敢行したドジャースにとって、ワールドシリーズ制覇を目指す上ではクリアしておくべき課題といえるかもしれない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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