「野球を台無しにしていると思わないのか」――ド軍幹部に飛んだ米記者の“異論” 後払い批判にフリードマン編成本部長は何と答えた?

タグ: , , , 2024/12/8

巧みな交渉術で大谷をドジャースに招き入れたフリードマン編成本部長。(C)Getty Images

 今オフもドジャースは「札束攻勢」で移籍市場の主役となっている。去る11月30日には、ジャイアンツからFAとなっていた先発左腕ブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約276億6000万円)で契約を締結。大谷翔平や山本由伸と大型契約を結んだ昨オフに続いて大物選手を招き入れた。

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 そんなドジャースの補強には小さくない反発も生じている。というのも、各選手との契約に後払いを組み込むことで、戦力均衡化を目的に導入されている“ぜいたく税”による重大な支払いを回避。余剰資金をさらなる補強に費やしているからだ。

 ドジャースの後払い総額は9億8642万ドル(約1519億868万円)にまで増大しているが、現時点でルール上に問題はない。しかし、MLBが設けるぜいたく税の“抜け道”とも言えるやり口に規制を求める声も噴出。SNSでは「いい加減にルールを見直すべき」「最悪だ」「問題にならないのがおかしい」と言ったハレーションが広まっている。

 もっとも、金満補強の仕切る球団関係者は、世間の逆風も意に介していない。アンドリュー・フリードマン編成本部長は、米専門サイト『Dodger Blue』の公開した動画内で「我々はショウヘイ(大谷)と交わした約束である勝利に積極的であること、そして核となる選手を獲得することに責任を持っている。彼との約束を真剣に受け止めている」と主張。6億8000万ドル(約994億円)の後払い契約を結んでいる大谷との話し合いによる影響を語った。

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