「守備のチームになっていない」首位陥落で疑問視されるドジャースの“緩慢”さ 米記者が「緊迫感に欠ける」と苦言

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試行錯誤を繰り返しているロバーツ監督(C)Getty Images

 首位攻防戦をなんとか競り勝った。現地時間8月15日に本拠地で行われたパドレス戦で、ドジャースは3-2で勝利。同率ながらナショナルリーグ西地区でふたたび首位に立った。

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 緊張感のあるパドレスとの直接対決は、投打にスター軍団が地力を発揮した。守備では先発したクレイトン・カーショウが6回(76球)を投げて被安打2、1失点と好投。打っては1点ビハインドの3回に大谷翔平とムーキー・ベッツがそれぞれ打点を挙げて逆転を呼び込んだ。

 もっとも、直近10試合で6敗を喫しているチーム状況は依然として芳しくはない。一時は9ゲーム差もあったパドレスにも追い抜かれ、首位の座からも転げ落ちた。

 投手陣に故障者が相次ぎ、ベッツやマイケル・コンフォートなど主力野手の不調も長引くなど、投打が噛合わず。デーブ・ロバーツ監督ら首脳陣も苦しい台所事情での戦いを余儀なくされてきた事実はある。しかし、球界屈指のタレント軍団がここまで急失速した要因は別にあるのではないか。

 興味深い指摘をする識者もいる。米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』のトム・ベルドゥッチ記者は、米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』において「今のチームは何かがおかしい」と問題視をし、ドジャースの不振に対する持論を続けている。

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