大谷翔平らの奮起で首位快走も不安のチーム状況 “銀河系軍団”ドジャースはトレード市場で「大物」を狙うべきか?
彼らに加えて、大黒柱のクレイトン・カーショウ(左肩痛)やウォーカー・ビューラー(右股関節炎症)がリハビリの途上にあるなど、合計14選手が戦線を離れているチーム状況は、やや心もとなさもある。
無論、「銀河系軍団」の異名も授かるドジャースは、メジャーでも屈指の巨大戦力を誇るチーム。多少の戦力が欠けても強さを維持できるだけのタレント力はある。ゆえに「必死に(補強に)動く必要はない」(米スポーツ専門局『FOX Sports』のジョン・スモルツ氏)というような補強慎重論も出てはいる。
だが、4年ぶりのワールドシリーズ制覇に向け、抜かりなく動いてきた首脳陣が「万全のチーム状況にしておきたい」と考えているのは想像に難くない。実際、現地メディアでは、ドジャースが大物獲得に動くと伝えられている。
日々ドジャースの関連情報を発信する米専門メディア『Dodger Insider』は、カナダの放送局『Sports Net』の取材で「(今年の夏にトレードをされても)驚かない。全く驚きはない」とコメントしたブルージェイズに所属する遊撃手ボー・ビシェットについて「彼は獲得可能な選手の中では最も魅力的な選手」と紹介。「ブルージェイズも適切なオファーがあれば、厳しい決断を下すだろう」とした。
また、米スポーツ専門局『FOX Sports』も「今のドジャースはナショナル・リーグで最強ではないにしても、それに近い勢いを持っているチーム。だが、明らかな駒不足により、トレード期限を前に積極的になる可能性がある」と分析。さらに「必ずしもトップクラスの選手を加える必要はないが、補強は最優先事項だ」としている。
自前のプロスペクトも多く保有し、トレードを敢行できる“切り札”はある。そうした状態でドジャースがどう動くか。他球団の動静を含めて注目したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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