「中日がAクラスという可能性も出てくる」井上中日が台風の目に？　破竹の6連勝の理由を球界OBが解説「打てばあそこは、星を拾っていける」

　中日の戦いぶりには球界内からも考察の声が上がっている。

　現役時代は大洋（現DeNA）で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は16日に自身のYouTubeチャンネルに「【どうした中日!?】金丸を勝たせると要注意!!上位を狙うには何が必要なのか？下位から猛追する中日ドラゴンズの今について語ります！」と題した動画を更新。中日の戦いぶりにに独自の考察を加えている。　

　高木氏は中日の現状に関して「状況的には乗っていけるような状況ができつつある」とコメント。「打てばあそこはある程度投げられる選手がいるから、星は拾っていけるだろうな」として、元々投手力には強みがあることで打線が固まってきたことが大きいとした。

　具体的には1番・岡林勇希、4番・細川成也を大きな軸として、新助っ人のボスラーに関しても「日本の野球に慣れてきつつある」とする。

　ほかにもマスクをかぶるルーキー捕手、石伊雄太にも着目。「キャッチャーの石伊もバッティングが良くなってきているしな」とレギュラーとして起用できる目途が立ちつつあるのも大きいとした。

　投手陣においてはベテラン2人をたたえる。

　「大野と松葉　2人というのは柱になっている」とキッパリ。ここまで7勝をマークする松葉貴大、先の3年ぶりの完投勝利も話題を呼んだ、ここまで5勝をマークする大野雄大とベテラン左腕2人の働きがチームを支えているとした。

　さらに動画内では今後の星勘定についても言及。

　現在借金を5まで減らしてきたチームが「8月にたとえば、借金完済していれば3位の可能性もある」「中日がAクラスという可能性は出てくる」と見る。

　中日以外の上位3球団、巨人、DeNA、広島は阪神に負け越しており、中日がCS争いにおいても台風の目になる可能性があるとした。

　井上監督にとっても新生ドラゴンズを率いて、選手のやる気を高める手腕も評価されている。

　残念ながら3タテがかかった17日のゲームは雨天中止となったが、今後の中日の戦いぶりも注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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