Aクラスは本当に現実的か? 得点力急上昇の中日、開幕前に見えた大きな“期待”とほのかな“不安”
投手陣に目を向けると、松山晋也&清水達也の離脱がどこまで影響するか。前者は4月中の復帰を見込むが、後者はまだしばらくかかりそう。昨季の8回と9回を任されていたリリーバーがいないのは心細いが、いる人間でやっていくしかない。
クローザーの筆頭候補は新加入のアルベルト・アブレウだ。一昨年に西武でプレーした右腕は、155キロ前後のツーシームが最大の持ち味。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のドミニカ共和国代表に選出され、好投を続けた。抑えのポジションも西武時代に経験済み。開幕直後のバタバタは幾分か和らぎそうだ。
そのアブレウに繋げる中継ぎ陣は、オープン戦で好成績を残してきた。左腕の近藤廉がチーム最多の6登板で防御率0.00。藤嶋健人と橋本侑樹は5試合に投げて自責点ゼロ、共に奪三振率が10を超えている。勝野昌慶も失点はいくつかしたものの、被打率.118と相手を制圧。シーズンに入っても、ここで名前を挙げた投手たちの奮起が求められる。
先発はWBC組の高橋宏斗と金丸夢斗が開幕ローテ入り。ここに柳裕也、大野雄大のベテラン勢と、中西聖輝&櫻井頼之介のルーキーコンビを加えた6枚で回していく。昨季規定投球回到達の松葉貴大、40歳シーズンの涌井秀章、来日2年目のカイル・マラーはファームで調整する。松木平優太、三浦瑞樹、吉田聖弥にもローテ争いに加わってもらいたい。
各スポーツ紙の順位予想ではAクラスの呼び声も高い。それだけ戦力が整いつつあるのが今季の中日だ。楽しみな1年が始まろうとしている。
[文:尾張はじめ]
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