交流戦直前! 中日の2024シーズン「3大ニュース」を独自選出 最もブレイクしたのは?
村松の台頭は序盤戦の大きなプラス要素だ(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
交流戦までの47試合を20勝22敗5分けで終えた中日。5月中旬まで9カード連続勝ち越しがなく、借金も最大「5」まで膨れ上がったが、直近5試合は3勝1敗1分けと持ち直してきた。
いろいろなことがあった開幕からの2か月。このタイミングで勝手ながら「3大ニュース」を選出して、振り返っていきたい。
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■村松×田中幹也の二遊間コンビが定着か
まず触れたいのは二遊間のこと。
ここまでで最もブレイクしたと言っても過言でないのが村松開人だ。大卒2年目の今季は開幕スタメンこそ逃すものの、徐々に遊撃でのスタメン出場が増加。5月3〜5日のヤクルト戦で14打数12安打の大爆発を見せ、以降はポジションを固定されている。まもなく規定打席に到達の見込みで、首位打者争いに顔を出すのも時間の問題だ。
村松の同期かつ同い年、田中幹也も実質1年目のシーズンで奮闘。開幕から二塁のスタメンを奪い、度々の好守で「令和の忍者」「菊池涼介二世」などと話題を呼んでいる。打撃でも5月21日の巨人戦でプロ初本塁打を放つなど、好調ぶりをアピール。心配なのは体調面だけで、今後もチームの鍵を握る選手になりそうだ。
■中田翔とビシエドの一塁争い、決着は持ち越し
今季の補強の目玉といえば中田翔だ。通算303本塁打、1062打点の実績は現役屈指。貧打解消の切り札として、名古屋の地にやってきた。
ただ、中日には球団史に残る愛され助っ人・ビシエドがいた。二人の守るポジションはともに一塁。どちらかがスタメンなら、どちらかはベンチが確定である。
その勝負でまず前に出たのは中田だった。4番打者として開幕から12試合で10打点を稼ぎ、チームの快進撃に大きく貢献した。ただ、それ以降は快音はなかなか響かず、5月16日には右太もも裏の違和感で登録抹消。代わりに登録されたのがビシエドだった。
ビシエドもいきなり2試合連続で複数安打をマーク。その後当たりが止まったが、26日のヤクルト戦では今季初タイムリーを含む2安打を放ち、健在ぶりを見せている。
そして、28日からは中田の復帰が噂されている。果たして、交流戦で2人の勝負はどうなるのか。ユーティリティー選手のカリステも含めて、一塁のスタメン争いが今後も楽しみだ。