「村松をセカンドで使っておくとか」下位に低迷する中日、来季につなげる戦い方とは?球界OBが注目する「二遊間の起用法」「ドラフト戦略」
さらに大事な二遊間に関しても、二塁手の田中幹也が今月5日に左足首のねんざのため、登録抹消。今季は「2番・二塁」で開幕スタメンを勝ちとると107試合に出場、堅守でチームを盛り立てるも打率「.219」、2本塁打、22打点と打撃面ではさらなる成長が求められている。遊撃ポジションは田中と同じくプロ2年目の村松開人がチーム最多の85試合に出場している。
一方で高木氏は二遊間に関して、ドラフト戦略とともにあるプランを提言した。今ドラフトの目玉とされる遊撃手の宗山塁(明大)獲りに動くと想定、主に遊撃で出場を続けている村松開人の二塁コンバートを選択肢の一つとして提言してみせたのだ。田中がフルシーズン戦うスタミナ面を課題としながら、残りシーズンも「村松をセカンドで使うとか」と、先を見据えた起用法も必要とした。
いずれにせよ、チーム首脳陣が「(選手を)試しておこうかじゃなく、(来季に向けての)レギュラーを決めておかなきゃいけない作業がある」と残り試合で果たさなくてはいけないミッションがあるとした。
同じくリーグ最下位と苦しむヤクルトに関しても高木氏は言及。故障離脱となった塩見泰隆の今後の起用法や、正捕手問題など解決すべき課題があるとした。動画内ではほかにもオリックスについて触れている。
下位に低迷する球団に関してはペナント争いとは別に、この時期は様々な課題の洗い出しが求められる。残りシーズンの起用法も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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