4連勝中の中日、好調の要因は「先発」と「主軸」 甲子園での阪神戦が球宴前のヤマ場に
■主砲・細川の大活躍、ボスラーの適応
打線では細川成也、ボスラーが好調だ。
細川は連勝中全ての試合で4番に座り、打率.375(16打数6安打)、1本塁打5打点の成績。その内容が凄まじく、9日の巨人戦では9回2アウトから起死回生の逆転3ラン。12日と13日の広島戦ではいずれも初回に適時打を放っている。
今季は右太もも痛の影響で開幕から不振だったが、ここに来て調子が上昇。数少ない得点源なだけに、今後も4番に座り続けてもらいたい。
他方、ボスラーも7月に入って快音が響き始めている。5番に入り、細川を後方支援。13日のサヨナラ打は細川敬遠のあとに放っており、まさに面目躍如だ。
開幕当初は徹底的に弱点を突かれ、三振の山を築いていた。それでも持ち前の学習能力の高さで日本野球に適応しつつあり、7月はすでに3本塁打をマーク。月間打率も3割に迫っている。
チームは15日から敵地・甲子園に乗り込み、首位独走中の阪神と戦う。前半戦最後のヤマ場と言えそうな3連戦で竜ナインはどんな動きを見せてくれるのか。楽しみにしたい。
[文:尾張はじめ]
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