中日助っ人、ウォルターズ自由契約の投手陣は大幅入れ替えか 野手ではチェイビスの去就が焦点
■野手:ボスラーが残留決定済み、チェイビスは?
野手は投手ほどガラッと変わることはないだろう。支配下4名、育成1名のうち、複数の選手が来季の残留を決めている。
左の長距離砲ジェイソン・ボスラーはすでに残留が決まっている。シーズン終了と同時に朝田憲祐球団本部長が明言しており、来季もクリーンアップの一角を担ってくれるはずだ。
また、来日2年目のオルランド・カリステ、クリスチャン・ロドリゲスは2年契約を結んでおり、来季も引き続きドラゴンズのユニフォームを着る。
気になるのはシーズン途中で来日したマイケル・チェイビスだ。7月末に1軍合流すると、いきなり巨人戦で本塁打。明るいキャラクターも相まって、竜党の心を一気につかんだ。ただ、攻守ともにプレーの粗さが目立ち、終盤はファーム行きに。1軍での成績は38試合で打率.171、5本塁打だった。
チェイビスの守る三塁は、石川昂弥や福永裕基の復調が待たれるポジション。同じシーズン途中移籍の佐藤龍世は戦力外通告を受けている。プロスペクトの森駿太も控えており、チェイビスは残ったとしても「保険的な存在」になりそうだ。
いずれにせよ、あと何日かすれば来季の外国人戦略は見えてくる。保留者名簿が公表されるのを待とう。
[文:尾張はじめ]
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