「代打の切り札」を期待される中島宏之 中日歴代レジェンドの系譜に名を連ねるか

タグ: , , , , 2023/11/27

中島は新天地の中日で存在感を示せるだろうか(C)CoCoKARAnext

 中日は11月24日、巨人を戦力外になった中島宏之の獲得を発表した。通算1928安打の実績を誇る右のスラッガーに立浪和義監督も期待を寄せている。“あと1点”が足りなかった打線の底上げに寄与してくれるだろう。

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 今季の中日は「代打の切り札」不足に悩まされた。最も起用されたのが両打ちの加藤翔平で30打席(打率.185)、次いで左打ちの後藤駿太で29打席(同.208)だ。この2人は本来、守備・走塁面に定評のある選手。本来は代打で使いたい選手ではない。

 チーム全体の代打成績を見ても、打率(.173)、本塁打(2)、出塁率(.246)はリーグワースト。得点圏打率もトップの広島(.354)から大きく離された.183に終わっている。ゆえに、代打の専門職は補強ポイントと言っても差し支えない。

 中島は西武時代は大型遊撃手として鳴らし、オリックスでは主に三塁/一塁のコーナーポジションでプレー。2019年の巨人加入後は一塁と代打の役割をこなしてきた。巨人での5年間で通算代打打率は.182だったが、2020~22年の3年間に絞ると.222に上昇。22年シーズンはチーム最多となる41度の代打起用で、打率.243、9打点と存在感を見せた。今季こそチームの若返りで割を食ったが、ファームでは157打席で打率.267、OPS.682と一定の成績を出している。

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