中日の交流戦キーマンは? 防御率0.00の「交流戦男」と鬼門を払拭したい”長距離砲”

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■鬼門を払拭したい石川昂弥

 直近の中日打線は「1番・村松開人」が高い確率で出塁し、「4番・細川成也」が長打で還すのが得点パターンになりつつある。より得点効率を上げるためにも、間の2番と3番が重要になってくる中、3番は日替わり運用なのが現状だ。

 本稿ではそんな3番候補のひとり・石川昂弥をキーマンとして挙げたい。

 今季は4月25日に1軍昇格。以降は日々起用法が変わっていたが、交流戦前最後の試合(5月26日のヤクルト戦)にスタメンで3番に座ると、2本の二塁打を含む3安打1打点の活躍を見せた。

 1本目の二塁打では村松を三塁へ運び、細川の先制打をアシスト。2本目は安打で出塁した2番・田中幹也を本塁に還し、打点をマーク。立浪和義監督も「今日が内容的にも一番良かった」と絶賛し、今後の爆発を予感させた。

 実は石川昂にとって交流戦は鬼門。一昨年はオリックス戦の試合中に「左膝前十字靭帯不全損傷」の大ケガを負い、そのままシーズン終了。昨季は2ヶ月弱守り続けた4番を外されるなど、打率.085(47打数4安打)と大不振に陥った。今季は鬼門払拭となるか注目だ。





[文:尾張はじめ]

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