「溝はできている」令和の米騒動が勃発した立浪中日に球界OBから指摘された課題とは
今季が就任2年目となる立浪監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
中日は8月29日から本拠地バンテリンドームにヤクルトを迎えて3連戦を戦う。
このタイミングで主力の石川昂弥選手が28日に再び登録された。石川昂は19日のヤクルト戦で頭部死球を受け、左側頭部の打撲と診断され、脳振とう特例措置で登録を外れていた。現在借金27、リーグ最下位と苦しむチームの希望の光となれるか。注目となりそうだ。
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一方、最近のチームを騒がせているのは「令和の米騒動」にもある。これは8月23日に夕刊フジが報じたもの。同記事によれば、きっかけは現役ドラフトで加入、好調な細川成也だった。夏場に入って調子を落としたことで、立浪和義監督がコンディション管理を目的に食堂でチーム全体に白米禁止を打ち出したというのだ。
一方で体が資本のプロ野球選手、また今季の中日は若手中心にラインアップが組まれているとあって、試合前の食事は体を動かすためにも大事なエネルギー補給源ともなる。突然、指揮官指令で「白米禁止」を打ち出されたことでチーム内に困惑が広がっているという。
その後、守護神のライデル・マルティネスが方針に異議を唱え、投手陣には白米OKとなったというが、波紋は広がっている。
この「令和の米騒動」をめぐっては球界内からも様々な考察の意見が出ている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は28日に自身のYouTubeチャンネルを更新。その中で今回の中日球団をめぐる動きについて語っている。
まず「令和の米騒動」について高木氏は最近では各選手のコンディション管理の意識も高まっているとしながら「選手にも試合前のルーティンがあるだろうから、それを制限すると選手はやりにくくなるかもわからない」とコメント。