中日が息を吹き返してきた! 交流戦Vに向けキーマンは「ドラ1左腕」と「助っ人4番」

金丸がプロ初勝利を手にすれば、チームはさらに勢い付くはずだ(C)産経新聞社
プロ野球のセ・パ交流戦はあっという間に折り返し地点を迎えた。中日は9試合を戦って5勝4敗と勝ち越し。他5チームとともに2位タイにつけている。
今後の展開次第では球団初の交流戦優勝もあり得る中、後半3カードをどう戦えば良いのか。前半3カードを振り返りつつ、キーマンなどを探っていきたい。
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■3連敗からの5連勝
そもそも、交流戦スタートは3連敗。しかもソフトバンクに完膚なきまで叩かれたことを思えば、今の状況は持ち直してきていると見て良いだろう。
潮目が変わったのは本拠地に戻ってから、ロッテとの第2戦だ。
前日は接戦をモノにして連勝を狙うも、9回2アウトまで2点ビハインド。誰がどう見ても敗色濃厚だった。そこから大島洋平の安打を皮切りに、石川昂弥と岡林勇希の適時打で追いつき、最後は田中幹也が押し出し四球を選んで逆転サヨナラ勝ち。近年の中日では考えられないような粘りで勝利をもぎ取った。
この劇勝で勢いに乗ったチームはロッテを3戦スイープし、東北遠征に出ても楽天に2連勝。都合5連勝でシーズン通算の借金は「1」まで減った。12日の楽天との第3戦こそ零封負けを喫したものの、撤退戦と思えば想定内。残り3カードを前向きに臨める体制だ。
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