【中日】今年のドラゴンズはひと味違う!侍ジャパン壮行試合で目立った「即戦力ルーキー」
中日は3日に行われた侍ジャパンとの壮行試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023」(バンテリンドーム)に7ー2と大勝。投打ともに充実した布陣で侍ジャパンを相手に堂々とした戦いを見せた。
これにはネット上も大興奮。一時は「中日優勝」がトレンド入りしたほど。
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3回は一死からルーキー、田中幹也(22=亜大)が侍先発の今永昇太(29)の内角速球を捉えて左前打を記録。さらに田中は二死後に二盗を成功させ、チャンスを広げた。ルーキーの奮闘に応え、新外国人のカリステ(31)がしぶとく左前適時打をマーク。好投した今永相手に少ない好機を確実にものにした。
さらに6回には同じく新外国人のアキーノが戸郷翔征(22)の低め変化球を捉えて、弾丸ライナーで左翼席へ運んだ。これには球場に足を運んだ多くのドラゴンズファンも大きな歓声を上げた。
見どころは打線だけにとどまらない。先発した左腕の小笠原慎之介(25)は侍ジャパン相手に5回1失点5奪三振と圧巻のピッチングを披露。これには「今からでもジャパンに小笠原選手が欲しい」という声がネット上で飛び交うほど。この日の内容で開幕投手に決定した。
投手陣ではほかにも6回から2番手として登板した涌井秀章(36)も存在感を示した。トレードでオフに楽天から移籍。マウンド上では冷静な表情を崩さず、侍の中軸相手に1イニング無失点としっかり試合を作った。中日勢はその後を継いだ、ベテランの谷元圭介(38)、祖父江大輔(35)、清水達也(23)も制球よくまとめ、なかなか状態が上がってこない侍ジャパンの野手陣も手を焼いていた。