中田翔ら実績ある野手の“乱獲”がどう出るか 今オフのプロ野球補強診断【中日編】
また、2位と3位では内野手を獲得している。津田啓史(三菱重工East)、辻本倫太郎(仙台大)はともに所属チームで遊撃を主戦場に。絶対的レギュラー不在の二遊間争いに参戦の方向だ。
津田は高卒3年目にあたる年齢で、伸びしろの多さが魅力。辻本は小柄ながらパンチ力のある打撃が持ち味で、守備範囲の広さも目を見張る。
新外国人選手は外野手のアレックス・ディッカーソンがやってきた。メジャー通算40本塁打の実績を持つ左打者だが、長打というよりは野手の間を破るスプレーヒッター。細川成也、石川昂弥といった右のスラッガーが育ちつつある中、彼らを助けるような存在になると良い。
現役ドラフトでは梅野雄吾を指名。ヤクルトでは2019年に68登板を記録するなど、リリーフ陣の一角として活躍。25歳とまだ若く、150キロ前後の直球と落差のあるフォークで魅せる場面は何度もありそうだ。
立浪和義監督の下、チーム改革が進む中日。新戦力と既存の選手の融合で最下位脱出、そして13年ぶりのリーグ制覇まで突っ走る。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】2年連続最下位からV奪回を目指す中日 浮上する「二遊間問題」「一塁手渋滞問題」とは
【関連記事】立浪竜勝負の3年目 4番は中田翔? それとも細川成也、石川昂弥ら若手抜擢?【勝手に妄想開幕オーダー|中日編】
【関連記事】1位は広島? 阿部巨人、立浪竜は? ドラフト巧者はどの球団? ベテラン記者が指名をズバリ採点【セ・リーグ編】