交流戦序盤を五分で乗り切った中日、ビジター6連戦のDH候補は? 切り札は「昇格間近の主砲」
細川の1軍復帰が秒読み段階だ(C)TAKAMOTO TOKUHARA/CoCoKARAnext
本拠地でなんとか息を吹き返した。
中日はロッテを迎えた本拠地3連戦をスイープ。直前のソフトバンク戦で良いところなく3タテを食らっただけに、ズルズルと行かなくて本当によかったと思う。
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とりわけ7日の第2戦は、9回2アウト無走者から逆転サヨナラ勝ち。2点ビハインドを跳ね返しサヨナラまで持っていくのだから、大したものだ。
10日からは東北(山形→仙台)、所沢とビジターでの戦いが続く。DH制のあるパ・リーグ本拠地でどういう戦いをできるか。交流戦の行方を左右する6連戦、DH候補を挙げながら展望していきたい。
■ソフトバンク戦は川越、カリステがDHに入る
まず、先のソフトバンク戦でのDH成績をおさらいしておこう。
・6月3日:川越誠司(→石川昂弥)
・6月4〜5日:オルランド・カリステ
初戦は相手先発・有原航平を意識してか、左の川越が抜擢された。しかし3打数ノーヒットと不発で、9回には石川昂が代打に出されている。
2戦目からはカリステがDHに入り、2試合続けてクリーンアップの一角で出場。前田純、大関友久と左腕の先発が続いたからと考えられるが、合計7打数2安打で、本塁打も1本放っている。ロッテ戦こそ体調不良の関係で欠場が続いていたものの、東北遠征から復帰予定。背番号「4」は今週もDHに入る機会がありそうだ。
■ボスラー、大島、石川昂もDH候補
そのほかのDH候補としては、ジェイソン・ボスラー、大島洋平、石川昂弥の名が挙がる。
ボスラーは6月に入って以降、好調をキープ。打率.346(26打数9安打)を残しており、8日の本塁打を含めて4本の長打を記録。一塁、三塁の守備も問題なくこなしているが、日によってはDHに入れてコンディションを保つことがあっても良いだろう。
ベテラン・大島も出番こそ少ないものの、7日のロッテ戦で久々のスタメン出場。サヨナラ劇の口火を切るなど3安打をマークしている。守るなら左翼一択で、起用に幅を持たせるためにもDHで使うオプションも持っておきたい。
石川昂は5月31日の再合流以降安打が出ていなかったが、7日のロッテ戦で追撃のタイムリーを放ち上昇傾向。8日の試合は出番がなかったものの、この1週間で改めて使っていきたいところだ。






