【巨人】中日に逆転負け 開幕直後に最初の試練 心配な「勝利の方程式の一員」とは

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中川は不安定な投球が続いている(C)産経新聞社

 巨人は4月2日の中日戦(バンテリンドーム)に延長11回を戦い、3-4の逆転負け。一時はリードを奪ったが、ミスも重なり痛いゲームを落とした。

 この日は相手先発が左腕、小笠原慎之介ということもあり、開幕3連戦とがらりとオーダーを変えてきた。

【動画】左腕セットアッパー、巨人・中川が31日の阪神戦で森下に3ランを浴びたシーン





 「1番・右翼」にはプロ2年目の萩尾匡也、「3番・中堅」には同じくプロ2年目、昨年のドラ1、浅野翔吾を組み入れてきた。その萩尾は4回二死一、二塁から小笠原の外角直球を左へ運び適時二塁打をマーク。起用に応えた。

 一方、試合では細かいミスも目立った。4回無死一、二塁の好機に6番に入った大城卓三がスリーバント失敗で走者を進められず。結果として後続が点を奪ったが、大城は同点で迎えた延長11回、先頭の坂本勇人が中前打で出塁するも、犠打を決めきれず、結果として空振り三振に終わった。 
 
 一発頼みの野球からの脱却を目指して、バントや進塁打含め、自己犠牲の精神を選手に求めてきたが、この試合では機能しなかった。

 さらに気がかりな点としては勝利の方程式の一角を占める、左腕セットアッパー、中川皓太の状態にもある。

 3-3で迎えた延長11回の場面でマウンドに向かった左腕は先頭の細川成也に2球目のスライダーを捉えられ、サヨナラ弾を浴びた。中川にとってサヨナラ弾を浴びたのはキャリア初のこと。中川は3月31日の阪神戦でも8回に森下翔太に3ランを浴びていた。

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