少女への性的暴行で服役→参戦の蘭選手に止まなかった“野次” 16強敗退後に相棒が心境告白「参加できてよかった」【パリ五輪】
大会期間中に容赦ないブーイングを浴び続けたファン・デベルデ。彼の犯した罪を考えれば、必然の反応なのだが、ペアを組む相棒の心境はやはり複雑だ。
ラウンド・オブ16敗退後に英紙『Daily Mail』などの取材に応じたイマーズは「感情はジェットコースターのようだった。僕はそう思っている」と告白。批判が相次いだファン・デベルデと交わした会話を明かした。
「彼のために、代わって言わせてもらうと、僕らは負けた後、がっかりしていたよ。でも、これだけのプレッシャーを浴びながら、どれだけハードに戦ったかを話し合った。僕らはどんな時も一緒にいた。フィールドの外でも一緒に泣いた。そして『今、この瞬間を楽しもう』と言って挑戦した。僕は大会に参加できてよかったと思う」
最後に「僕はこれからも彼と歩み続けるよ」と語ったイマーズ。そんな相棒の存在は、更生を図るファン・デベルデにとってかけがえのないものになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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