20勝投手の日米球界からの引き抜きに懸念! 韓国で叫ばれる助っ人流出の声「日本に後れを取る状態だ」
日米両球界から熱視線を向けているフェッディ。韓国では彼の退団に強い懸念が示されている。(C)Getty Images
韓国で実力派助っ人たちの“流出”に危機感が強まっている。現地11月26日、韓国の日刊紙『MK』は、KBO(韓国プロ野球)リーグに設けられているサラリーキャップ制度に対して「限界に直面している」と訴えた。
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そもそもサラリーキャップ制度とは、各球団が所属選手に支払う年俸総額の上限を調整し、経営の健全化とともに、リーグ全体の戦力を均衡化させる目的で設けられるものだ。KBOリーグでは23年から正式に導入され、3つの外国人選手枠に対する支出制限は400万ドル(約6億円)、新たに助っ人を獲得する場合は100万ドル(約1億5000万円)と定められている。
このルールが国際舞台での競争力を低下させているという見方が強まっている。「多くの外国人選手たちの間では、韓国が『最後の保険』と考える雰囲気が見られている」と指摘する同紙も「アメリカのマイナーリーグでは年俸処遇改善が行われ、日本プロ野球(NBP)とのマネーゲームでは当然、後れを取る状態だ。100万ドルは大金と見なされない」と嘆く。
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