甲子園不出場でも球界のエースになれる・・・巨人・菅野やソフトバンク・千賀の「最後の夏」とは

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愛知大会3回戦敗退・・・知る人ぞ知る存在だった蒲郡時代の千賀

 千賀は中学までは主に三塁手。蒲郡に入学してから本格的に投手に転向し、2年生からエースを務めます。最後の夏も最速144キロの速球で高校野球マニアから注目される存在でしたが、プロのスカウトが大挙して動くほどの知名度はなく、地元にあるスポーツ用品店の店主がソフトバンクのスカウトに推薦した結果、2010年の育成ドラフト4位で入団することになります。

 余談ですがホークスは同年の育成ドラフト6位で大分・楊志館の強肩捕手だった甲斐拓也を指名します。ソフトバンクのスカウトの眼力、育成能力にあらためて唸ってしまう事実です。

 蒲郡の夏初戦は甲子園に3度出場経験のある古豪・愛知商が相手。7-5で競り勝ち、3回戦に駒を進めますが、ここで岡崎商に1-7で完敗。全国的なニュースになることもなく、ひっそりと高校最後の夏が終わったのです。

 同世代でプロ入りした選手には履正社・山田哲人(ヤクルト1位)、習志野・山下斐紹(ソフトバンク1位)、前橋商・後藤駿太(オリックス1位)、PL学園・吉川大幾(中日2位)、東海大相模・一二三慎太(阪神2位)、糸満・宮国椋丞(巨人2位)らがいます。比較的、打者に逸材豊富な年だったと言えるでしょう。

 千賀のホークス育成時代の背番号は「128」。しかしファームでの鍛錬の結果、最速は153キロにまで上昇。2年目の4月に支配下選手登録されると、ジャパニーズ・ドリームをつかんでいきます。

 古くは金田正一、山田久志、稲尾和久、村田兆治、村山実、江夏豊らプロ野球を彩ってきた大投手も甲子園に出ていないことも興味深いです。一方、甲子園組には桑田真澄、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大らビッグネームがそびえるのも事実としてあります。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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