最強助っ人バウアーの「穴」 球界OBが指摘する日本野球アジャストの「条件」
サイ・ヤング賞投手の活躍に期待が高まっている(C)Getty Images
DeNAは18日の巨人戦(長崎ビッグNスタジアム)に2-0と完封勝利。今季2度目の4連勝を飾り、三浦監督政権下では初の首位タイに浮上した。勢いづくチームにさらなる好材料となりそうなのが、あの大物助っ人の合流だ。
【動画】DeNAは18日の巨人戦に2-0と完封勝利、2度目の4連勝で首位タイに浮上した
16日のイースタン・リーグの西武戦(横須賀)に先発したトレバー・バウアー投手は、4回53球、4安打無失点、無四球6奪三振の好投で、球速は最速155キロを計測した。
直球を軸に特長のあるスライダーとカットボールを織り交ぜて、打者に的を絞らせない。メジャー時代からの代名詞「刀パフォーマンス」も披露し、横須賀を訪れたファンを喜ばせた。
今後は実戦を重ね、5月初旬にもいよいよ1軍マウンドへ上がることが予想されているが、サイ・ヤング賞右腕が日本で活躍できるかには球界内からも様々な考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は17日に更新した自身のユーチューブチャンネルで、バウアーについて語っている。
高木氏はバウアーのこの日の投球内容について、まずは投球ペースが非常にいいとして、球速に関しても「もう少し速くなる」とした。
また緩急をつけたピッチングにも着目、「通常は打たせて取り、要所では力を入れてくる」「ランナーは出すけど点はやらないよという賢いスタイル」とクレバーな印象を持ったという。