DeNAのサイ・ヤング賞右腕バウアーは救世主か、それとも…ベイ党の期待と憂鬱

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2020年にサイ・ヤング賞を獲得したバウアー。NPBで投げる姿を早く見たいところだ。(C)Getty Images

 DeNAの新外国人選手、トレバー・バウアー投手を巡って、ベイ党に賛否両論の声が渦巻いています。

 レッズ時代には2020年にサイ・ヤング賞を受賞したこともある、掛け値なしのスーパースター。3月14日に獲得が球団から正式発表されると、メジャー通を中心にファンの興奮がヒートアップ。今シーズンのプロ野球の注目ポイントになりました。

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 スポーツ紙のデスクが言います。

「歴史を紐解くと、サイヤング賞に輝いた投手がNPBに入団した例には、1962年に中日入りしたドン・ニューカムがいますが、キャリアの晩節でたった1試合の登板にとどまったんです。今回のバウアーはまだ32歳ですから、バリバリの状態で来日となった。そりゃ興奮しますよ。単年契約で出来高を含め、年俸総額4億円(金額は推定)と聞いても、バウアーになら決して高くはないと」

 3月23日に来日。24日に横浜市内のホテルで入団会見に臨むと、対戦が楽しみな打者について聞かれ、こう語って期待感を高めました。

「名前を挙げるとしたら村上選手だね」

 担当記者が一斉にスケジュールを確認しました。神宮での4月11、12日の2連戦、あるいはハマスタでの4月25、26、27日の3連戦で夢の対決が実現か…と色めき立ったのです。

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