一部で「不平等」の声も…選手村の“エアコン不備”で異論が噴出「貧しい国の代表団には負担できない」【パリ五輪】
「一部の大国が下した決定は大会の平等性にも疑問を投げかける。というのも、ポータブルエアコンは貧しい国の代表団には負担できないかもしれないコストであり、選手村にいる選手たちが異なる環境で暮らすことになるかもしれない」
さらに同紙は、ウガンダの五輪委員会で会長を務めるドナルド・ルカレ氏の切実な訴えも伝えている。
「私たちに潤沢な資産はない。私たちはトルコで行われた国際大会にもポータブル型のエアコンを持ち込めずに、うだるような暑さの部屋で宿泊した。それは我々に資金がなかったからだった」
環境か、はたまたアスリートの健康か。今回の選手村のエアコンを巡る問題は、しばらく余波が続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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