選手村のエアコン未設置で“格差”!? 米水泳選手が指摘「小さな国に対するアドバンテージがひとつ増えた」【パリ五輪】

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 参加国による“格差”を生んでしまっている現状に疑問を投げるアスリートもいる。21年の東京五輪の100m平泳ぎで金メダルを獲得したリディア・ジャコビ(米国)は、地元紙『Alaskas News Source』で「彼らがエアコンを設置しないと決めたのは、ちょっと残念に思いました」と正直な考えを告白。そして、こう続けている。

「アメリカが持ち込んでいることは知っています。それから他の大きな国の代表も、エアコンとか冷房機器を持ち込んでいる。これは小さな国に対するアドバンテージがひとつ増えたようなもので残念に思います」

 実際、資金力の乏しい代表団からは切実な声も上がっている。ウガンダの五輪委員会のドナルド・ルカレ会長は、米紙『Washington Post』で「私たちに潤沢な資産はない。私たちはトルコで行われた国際大会にもポータブル型のエアコンを持ち込めずに、うだるような暑さの部屋で宿泊した」とエアコンの未設置への持論を語った。

 冷房機能に関する今回の選手村では地下水を利用した床下冷房を採用。室温を23~26度に保てると明言されているが、果たしてパリの猛暑に対応できるのか。いずれにしても、“エアコン問題”に対する余波はしばらく続きそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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