酷評続きだった選手村の中でひそかに称賛集めた史上初の施設 「アスリートでいられるための可能性を示している」【パリ五輪】
託児所は今回、初の試みとなった(C)Getty Images
いよいよ閉幕したパリ五輪では選手たちの熱闘とともに選手村の問題も大きくクローズアップされた。
たびたび選手から不満の声が漏れたのは食事面だった。ビーガン食の割合を増やし、肉食が少なかったことでプレーにより多くのエネルギーを必要とする選手たちから不満が爆発。「控え目にいって最悪」「量も少ない」など、開幕当初から不穏な空気が漂った。
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また住環境においては「持続可能な大会」を掲げる中、床下冷房を選択。参加する国によっては自費でエアコンを設置するなど、様々な対応を強いられた。
過去の大会の整備環境と比べても、厳しさが伝わってくる中で、一方では特に女性アスリートから称賛を集めた施設がある。
それは選手村に整備された託児所だった。今大会では史上初の試みとして選手村内に託児所が設置、これは米国代表として過去最多のメダルを獲得したアリソン・フェリックスなどほかの女性アスリートが声をあげ、実現したことで知られる。
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