「鳥肌が立った」注目の中日二遊間争い 守備の名手で知られた高木豊氏が激賞する「大型遊撃手」とは
さらにこの試合で高く評価したのは8回の守備にあった。一走がスタートを切り、前川右京の当たりに遊撃のロドリゲスが完全に逆をつかれながらも必死に飛びついて三遊間へのゴロを捕球、膝をついたまま一塁へ送球してアウトにしたプレーに関して「ああいうのは外国人にしかできない。身体能力、バネがないとできない」と高く評価。このプレーの難易度を再度問われると「(ゴロを)止めても、あそこから、ショートから投げるのはなかなかできない。鳥肌が立った」と激賞、「久しぶりにいいプレーを見た。ファンになりそう」と自身も現役時代、守備の名手として知られたが、スーパープレーに賛美を惜しまなかった。
キューバ出身の大型遊撃手に関しては身体能力の高さや肩の強さ含め、他球団からも注目を集め始めた。首脳陣も開幕までの支配下登録も視野に入れているとされる中、ロドリゲスについて高木氏は「可能性を大きく秘めている」とブレイクの予感が漂うとした。
動画内ではほかにも阪神の佐藤輝明、前川の内容にも触れている。
中日の二遊間といえば昨年も固定できず、チーム課題の一つでもある。今春のキャンプでは遊撃候補としてほかにもドラフト3位の辻本倫太郎(仙台大・22)も躍動した姿を見せており、二塁手としては昨年オープン戦で打率3割超えを果たした田中幹也も控えるなど、複数選手がし烈な定位置争いを行っている。
果たして大事な内野の要となる二遊間を固める選手は誰となるのか。今後も開幕までの道すじが楽しみとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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