「投げる面での賢さがすごい」阪神新助っ人のゲラを”日本一の投手コーチ”が絶賛!速球に加え変化球やコントロールの質も強調「バランスも良い」
ゲラのピッチング内容に佐藤氏も満足していた(C)産経新聞社
昨季、日本一に登り詰めた阪神は、シーズンを通して盤石のリリーフ陣が躍進の原動力となった。岩貞祐太、鍛冶屋蓮、島本浩也などのセットアッパーが試合中盤でマウンドに登り、最多セーブタイトルを獲得した岩崎優が締め括るというパターンを確立。クローザーとして期待されながらも、不振が続いた湯浅京己の穴を感じさせないほど、それぞれのパフォーマンスが光った。
そして今オフ、阪神に新外国人として加わったハビー・ゲラも救援陣を支える存在として期待が寄せられている。メジャーではパドレス、ブリュワーズ、レイズでプレーし、昨年はパナマ代表としてWBCにも出場した。
現時点で唯一となる今季の新助っ人は、メジャーリーガーとなってから打者から投手へ転向するという異色の経歴の持ち主。それでも剛速球が武器と伝えられており、新戦力の中でも注目を集める1人だ。さらに、その他のスキルも高いレベルで持ち合わせていると語る、球界OBの声もあるようだ。
現役時、通算165勝を記録し、指導者として阪神や楽天、日本ハムなどで数多くの投手を育て日本一の投手コーチと称された佐藤義則氏が、自身のYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』の中で、助っ人右腕の印象を語っている。
2月22日に配信となった「2024 阪神春季キャンプレポート」において、佐藤氏は「(実際に球を受けた)ブルペンキャッチャーから話を聞いた」と前置きしながら、ゲラのピッチングについて、「この時期で155キロが出ており、変化球でのストライク、ボールを使い分けがブルペンで出来ていた。投げる面での賢さがすごいあると、みんなが感心していた」と振り返っている。