「恥辱の敗退だ」3連敗の中国に母国メディアも嘆き パリ五輪出場争いも「日本が最も有利」と諦めムード【バスケW杯】
要所でミスを繰り返し、プエルトリコに敗れた中国。そんな代表チームのパフォーマンスに母国メディアも嘆きの声を上げた。(C)Getty Images
白熱するFIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)にあって、中国代表は1次ラウンドで屈辱的な3連敗を喫した。現地8月30日に同ラウンドの最終戦が行われ、プエルトリコ代表に89-107で完敗。B組最下位が確定した。
【動画】屈辱的な3連敗を喫した中国。プエルトリコ戦を振り返る
開幕前の下馬評では、1次ラウンド突破が有利とされていた中国。しかし、いざ大会が始まると、セルビアとの初戦を落とすと、初出場の南スーダンにも黒星。崖っぷちに追い込まれた状況で迎えたプエルトリコ戦は、第3クォーターで追い上げをみせたが、徐々に突き放され、終わってみれば18点差。なす術なく敗れた。
今大会はアジア勢で1位となれば、パリ五輪出場権を確定できる。しかし、痛恨の3連敗によって、それも中国にとっては過酷な状況になっている。ゆえに母国メディアでは悲観的な声が上がっている。
中国のスポーツメディア『捜狐』は、試合後に「最後の局面でミスを犯した。相変わらず集中力を欠く習慣がある」と嘆いたサーシャ・ジョルジェヴィッチ監督のコメントを紹介。そのうえで「試合前まではベスト16に行く可能性も残されていた。しかし、結果的にチームは再び失望させた。この3連敗は恥辱の敗退だ」と代表を糾弾した。