功労者引き留めない非情な日本ハムの「卒業システム」新庄監督になっても変わらず
当然ながら、球団と折り合いの悪い選手も、戦力整理の対象になりやすい。07年には、起用法に関して首脳陣批判したエース金村がオフ、阪神にトレードされた。今季途中、チームメートへの暴力行為が発覚した中田が巨人に電撃トレードされたこともしかり。コスパの悪い高年俸選手への見切りの早さは、もはや伝統芸だ。
コスト重視で、非情采配に徹するメジャー流経営には賛否あれど、球界では一目置かれている。チームの顔だろうと、功労者だろうと、数年後にはいなくなることを計算している。球団スタンスとはいえ、熱心に応援してきたファンにとっては複雑で、SNSでは「日本ハムの卒業システム」と皮肉をこめて呼ばれている。
西川、大田、秋吉の自由契約は、今オフ就任した新庄監督の発表後に行われた。監督が代わっても、フロント主導のドライな球団経営は変わらないようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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