日本ハム・「新庄監督」で負のイメージ一掃か 急浮上の理由とは
今年8月には主砲の中田が同僚へ暴力行為を起こしたことで巨人に無償トレード。さらにシーズンをさかのぼれば、4月の試合前の声だし時に若手ナインに対する人種差別ともとれる発言が確認されるなど、本業の野球とは違った意味で注目を集めることが多かったとあって、そういった負のイメージを一掃する人材が求められているという。
阪神や米メジャー、メッツでも活躍した新庄氏は2003年オフに「これからは、パ・リーグです」と米国から日本球界に電撃復帰し、一躍パ・リーグ人気を高めた。復帰した04年に3位とAクラス入りを果たすと、引退を公言して臨んだ06年シーズンは見事チームをまとめ上げ、日本一と有終の美を飾ったことも知られている。堅実な守備とパンチ力のある打撃は一級品。一方で「攻守交替時には全力疾走を欠かさない。見た目重視とも見られているがプレーに対するこだわりも強く、当時からいい指導者になるといわれていた」(同)。若手ナインが多い現在のチームにおいては言葉で盛り上げる、モチベーターとしての側面もプラスに働くはずだ。
「まさか」から始まった新庄監督誕生へ。日本ハムの監督人事は目を離せない展開が続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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